袋井市、森町の小学生・中学生を中心に個別指導をしています、袋井桐蔭塾の吉田です。
最近お子さんが中学生になった知人から、「中学生になったんだけど、いつから塾に入れるのがいいの?」と質問をもらいました。これ、年下の兄弟がいる塾生の保護者様などからもわりとよくいただく質問です。
その知人には、「一学期の成績を見て、5段階評価合計45の成績表が27、つまりオール3をとれていなければ急いで塾を探して」と答えました(静岡県の成績表の場合です)。ですがこれはこの知人とお子さんの状況ややりたいこと、これからの目標を聞いての答えです。全ての中学生に共通の答えを考えてみると、当然ですがそれはその子の学力にもよるし正解はないとも言えます。
それでもあえて、一学習塾の一講師の意見として今日は書いてみようと思います。
まずそもそも、中学生は思い立ったら『いますぐ』塾を探してください。探し始めて一件目の塾がその子に合うとも限りませんし(塾の選び方の話はまた長くなるので別の機会にしますが)、お子さん自身の為には少しでも早い方が良いことは間違いありません。加えて保護者様にとっても、塾にかかる費用のことを考えなければ早い方が良いです。そしてさらに、費用の考え方もいろいろですが塾に行っていない間に保護者様がご自身で指導されたり教材を用意している状況なら、塾に入れてしまったほうがコストパフォーマンス、タイムパフォーマンスの両面でプラスと思います。なにより保護者様とお子様両方のストレス、家庭内でのぎくしゃくの一要因が防げます。親が自分の子どもに教える時はどうしても希望も入ってしまい、『なんでこんな問題ができないの???』と考えてしまいがちです。お心あたりのある方も多いのでは・・・。同時にお子さんも大人になりつつある微妙な時期に、自分への憤りとあいまって親への反発の一因を心の中に作ってしまいがちです。
また私の考えでは、中学生は部活動が本格的に始まると一気に毎日が忙しくなり、毎日が追われるようにしてどんどん進んでいきます。そうなってからは生活に新しい流れを取り入れづらくなってしまいます。この時期のお子さんは体力的にも精神的にも、過去ないほど忙しく生活に追われ始めると思ってください。ですのでタイトルの問いに対して、一番広くあてはまる子が多い答えとしてならば、中学入学直前の春休み、もしくは中学入学直後が一つの答えではないかと思います。中学校での新生活に慣れる前に塾通いも組み込んでしまい、最初から『塾は中学校生活の一部なんだ』とお子さん自身に思ってもらえればベストです。
第二のおすすめ時期は私が知人に案内したように、中一の一学期の成績が出て良くも悪くも自分の位置がわかり、部活にも慣れ始める夏休み(夏期講習を塾のお試しにしてそこからスタート)がおすすめです。そして第三のおすすめ時期は、中学二年の夏休み、その次は中学三年生になる春休み(春期講習をお試しにスタート)でしょうか・・・。
いずれにしても、思い立った時、特にお子さんが『塾に行った方がいいのかな・・・』と思った時に、その気持ちをそのまま持っていくのが一番スムーズに勉強に入って行けると思います。
追記:中3生の入塾について
中3生になってからの塾は、塾に入る目的(というか、今のレベルと志望している進学先のレベル)によりおすすめ時期が変わります。あくまで高校受験に向けたものなのか、自身のレベルを維持したいのか、ぎりぎりまでレベルアップを図りたいのか、または進学後をにらんでの入塾なのか。ですのでどの時期でも(入試直前の中3の冬休みであっても)、意味がないとは私は思いません。それでも当然、早ければ早いほど選択肢は多く残せるでしょう。
ただ一つ言えるのは、少なくとも静岡県では中3の二学期の終わりにはすでに高校受験の7〜8割は終わっていると思ってください。これは決しておおげさな言い方ではありません。特に内申点を重視する地域では顕著です。詳しくは別の投稿にて説明したいと思います。つまり高校受験を目的にした入塾ならば、これより少しでも早くに塾に入っておく必要があることだけはお伝えしておきたいと思います。
袋井市、森町にお住まいの小・中学生保護者様、またそれ以外の地域の方も、ご質問やお問合せは遠慮なく当塾へお寄せください。お待ちしております!
中学生はいつから塾に入るべき?
